西村 全司

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ITから福祉へ。人生の歩みを支える「ケア」の奥深さに魅せられて

私は福祉業界で25年の経験がありますが、学生時代はコンピューター関係の学校で学んでいました。高校時代のボランティア活動を機に「培ったITスキルを福祉に活かせないか」と考え、大学編入を経てこの道に進みました。当初は障害者福祉に携わっていましたが、人事異動で高齢者介護の現場へ移ることになりました。当時は、関わる期間が比較的短い高齢者介護に戸惑い、葛藤もありました。しかし、実際に現場を経験する中で、その方の長い人生の後半に関わらせていただくことの奥深さに気づかされました。私たちが提供するのは単なる「作業」ではなく、その方の人生を理解し、生活を支える「ケア」です。一人ひとりの背景を知り、それをケアに繋げていくことに、プロとしての強い魅力を感じています。その時々で自分がやりたいことを選択し、ITの知識も現在の業務に活かされていると思います。福祉は決してAIには代替できない、人間ならではの「気づき」が求められる素晴らしい仕事だと自負しています。

サービスは商品。相手に「伝わる」対話で育む、利用者主体の強いチームを目指したい

管理者として私が最も大切にしているのは、常に「利用者本位」であることです。私たちが提供するサービスは「商品」であり、職員の思い込みや都合で利用者様を振り回してはいけないと考えています。そのため、ケアプランには必ず利用者様個人の思いを反映させ、「誰にでも当てはまる形式的なもの」にしないよう徹底しています。メンバーとの関わりにおいては、単に言葉を投げかけるのではなく、相手に「伝わる」ことを最優先しています。私の部署は人生の先輩である年配の職員が多いため、敬意を払いながらも、相手の性格や状況に合わせた伝え方を工夫し、チームの和を保つように心掛けています。最近では、私自身が一歩引いて、若い職員が中心となって活躍できる環境づくりにも注力しています。チーム全員が専門職としての誇りを持ち、個々の利用者さんのわずかな変化を見逃さない「気づきのケア」を実践できる組織を目指しています。一人でケアをするのではなく、チームとして質の高いサービスを届けることが私の役割だと思っています。

学びを地域と経営の力に。持続可能な福祉の拠点で地域の未来を切り拓きたい

今後のチャレンジとして、私個人、部署、そして法人の3つの視点で目標を持っています。個人的には、資格取得や新たな学びを継続し、福祉以外の趣味も大切にすることで、仕事の原動力となる人生の楽しみを増やしていきたいです。部署としては、関宮や八鹿といった地域の実情を深く理解し、デイサービスとして地域社会にどう貢献できるかを追求していきたいです。具体的には、認知症カフェなどの施策を有効に活用し、事業所単体ではなく法人全体を巻き込んだ地域還元活動を広げたいと考えています。法人としては、まず「健全な経営」を維持することが最大の使命です。法人が存続し続けることは、地域資源を守ることそのものだからです。安定した経営基盤の上で、職員が心に余裕を持って質の高いケアを提供できる好循環を作りたいと考えています。自分が地域を支える一翼を担っているという強い責任感を持ち、地域住民の皆様が安心して暮らし続けられる未来を、社会福祉法人としての役割を通じて切り拓いていきたいと思います。

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