施設看護師は、生活期・看取り期を支えるスペシャリスト

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病院では到底できない看護がここにはあります

生活期、看取り期(人生の最終段階)の看護の魅力とは何か。ご入居者の平均年齢はほぼ90歳。もちろん、痛みや苦しみを取り除く看護も求められますが、年齢や体の負担を考えながら、いかに穏やかな日々を過ごしていただくかが大切になってきます。また、認知症の方が多いので、どうしてほしいのか、どうありたいのかといった意思決定が見えない方がほとんどです。このようなご入居者の“思い”を推察しながら、ご家族の意向も大切にしながら携わる。お付き合いの中でご入居者にもご家族にも感謝していただける看護。そこが最大の魅力です。

認知症ケア

力を活かす

その人の力を活かすこと。その源は「役割」にあります。「誰かと一緒に」「誰かのために」を探し、心をときめかし、体を動かしていただきます。でも、どうしても不安がぬぐえない方もいます。そういう方には専門医指導のもと、適切な量のお薬でその不安を取り除きます。医療的アプローチは最後。どうしてもの時だけ。その前に、ワーカーと一体的にコミュニケーションや役割作りで不安を取り除いていきます。

看取り

枯れるように逝く

ほとんどのご家族が施設でのお看取りを希望するようになりました。「住み慣れた場所で、見慣れた人のもとで看取られた方が幸せだと思う」。そうおっしゃるご家族が増えました。延命をイメージするような治療を望まれる家族もほとんどいなくなりました。施設の看取りで目指すのは、枯れるように逝くこと。できるだけ自然のままに、穏やかに旅立つことを、主治医やスタッフとともに目指します。

そしてもうひとつ、いよいよその時、その瞬間に、ご家族とスタッフが一緒に看取れること。ご本人を独りで逝かせるのではなく、みんなで看送ることができることです。

そうは言っても不安はつきものです

医師が常駐していない・・・緊急時の判断は?

看護師だけで判断はしません。緊急時など、施設の主治医や他職種と相談して救急搬送の判断をします。

オンコール

夜間のオンコールは基本専門の外部事業者に委託しています。また、お看取りのご利用者が逝去したときも、10時から翌朝6時までは夜間対応はしません。

入居者の状態によって夜間に出勤した場合には、翌日の勤務時間で調整し、長時間労働にならないような仕組みづくりにも取り組んでいます。

残業

ノー残業目指して取り組みをしています。恒常的な残業はありません。

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