上垣友佳

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管理者になったおかげで、支えてくれる人や環境があることに気づけたことがとても嬉しい

管理者になった時は、「管理者」という名称に負担が大きく感じ、不安でいっぱいだったことを思い出します。わからないことも多くあり、「何をすればいいのか」「本当に大丈夫なのか」という不安に負けそうになることの連続でした。しかし、自分からメンバーに話しかけることでメンバーと繋がることを心掛けたり、中には、心に秘めてなかなか自分の意見を言うのに躊躇するような控えめな人もいるので、こちらから気に掛けるようにはしていました。振り返ってみると、周りでサポートしてくれる人や環境があることに気づけたことが管理者になって良かったと思うことです。たくさんの人に支えられていると強く感じています。「何か尋ねたら直ぐに考えてくれるし、話も聞いてくれる。みんな(職員)のことも理解してくれているし、上垣さんでよかった。ありがとう、頼りにしています」と言われた時にはとても嬉しく思いました。

“馴染みの場所・人”であるために、私たちがお互いに仕事を楽しめる関係であり続けたい

私は、年齢も性別も価値観も想いも違う人たちと付き合っていく中で、広い視野を持ち相手を思い、理解しようとする気持ちが重要だと思っています。だから、管理者としてメンバーと一緒にどうしたいのか、どうしていくのか、何を大切にしていくのかなどを考えることを大切にしています。それには、じっくりと話を聞く時間をつくり、柔軟性を持って関わっていきたいと思っています。例えば、ミーティングにおいても、他のスタッフたちと情報を共有し、課題や各スタッフの問題を一緒に考えるのが基本です。スタッフが仕事を楽しむことができる職場づくりを目指しているので、やる前からできない、難しい、無理ではなく、やってみよう、きっとできるというスタンスを大切にしたいと思います。私たちの事業の強みは、小規模ながら様々なサービスをひとつの事業所でできることです。急な宿泊に対応など融通が利き、家族の状況が把握しやすいのが強みです。利用者さんにとって「馴染みの場所・馴染みの人」であり続けるためには、スタッフ同士がお互いに仕事を楽しめるような関係性をつくることが大切と考えています。

地域の人が気軽に集まる場として「ここでお世話になりたい」と思われる敷居の低い場にしたい

私は、今後、利用者さんのやりたいことの選択肢を増やしていきたいと考えています。例えば、施設内の畑で野菜の栽培をする、パチンコゲームができるという風に、私たちの施設に働き行く、遊びに行くといった感覚で利用してもらいたいです。「あそこに行くと○○をさせられるよ」ではなく、利用者さんが自ら楽しめる場であり、一人ひとりの良さを活かせる機会をつくり、それぞれの持ち味を活かし合う場にしたいです。あくまでも、利用者の想いやライフスタイルに合わせて使ってもらう場所なので、馴染みの職員がいることで利用者に安心して楽しみを見出してもらいたいと思っています。そして、利用者さんだけでなく、地域の人にとっても必要な場所(馴染みの場所)にしていきたいです。地域の相談をする場であり、気軽に集まれる場と思ってもらいたいです。「いずれは自分達もここでお世話になりたい」と思ってもらえるような場にしたいです。まずは、近所の人から、私たちの存在を近くに感じるような敷居の低い施設でありたいと思っています。

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