西谷恵里

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管理者になった頃の不安を吹き飛ばす、支えてくれている周りにいる職員と働けることが喜び

管理者になった頃を振り返ると、自分自身が何をどのように行っていけばよいのか、業務・ケア・人材育成など「管理者として私は大丈夫なのか」と不安感もありましたが、「どうにかなるだろう。周りに一緒に考えてくれる人がいる」という思いをすぐに持てるようになりました。そして、わからないことがないように、自分が納得や理解できるまで調べることから始めました。管理者になって良かったなと思うことは、「周りにいる職員に支えられているんだなあ」と実感できることです。また自分自身が「こんなにも仕事のことを考えている」と気づいた時はやりがいに感じます。管理者という立場であるからこそ、広い視野で人との関わりを大切にするようになることができました。「ここの管理者って本当にすごいと思います。何がすごいかって、言うだけでなく、自分自身が先頭に立って実行に移している。それに、話を聞いてくれ、職員のことをよく見てくれている」と言われた時は最高の喜びでした。

スタッフの気持ちを大切にし、些細なことでも、メンバーと一緒に考える職場にしていきたい

管理者になり、人材募集や教育の仕事もするようになりました。私たちの仕事は、好きという気持ちだけではなかなか続かないので、職場づくりが大切だと考えています。だから、スタッフがまず働きやすい環境を作ることを大切にしています。以前は「絶対こうでないとダメ」という考えが強かったのですが、今は、できる限り個々のスタッフの立場や気持ちになり、どうすればよいのか一緒に考えるようになりました。関わりの中で仕事やプライベートなど些細な事でも話し合いができる環境を作るようにしています。困っているスタッフを作らないように心掛けています。具体的には、毎日、メンバーとコミュニケーションを取っています。些細なことからでも、現場の課題にも目を向けて、メンバーたちと一緒に考える機会を模索しています。

「自分が暮らしたくなる施設にしよう」を目指して、メンバーに仕事の楽しみを作ってもらいたい

私たちの職場は自分達のやりたいことにチャレンジできるのが自慢です。利用者さんに対してケアだけでなく様々な企画を自分達で考えて行うことができます。例えば、イベントは外部の業者等に頼まず、すべて自分達だけで運営しています。自分達で考えてすることが仕事の楽しみにもなっています。自分で考えたことを自分で表現でき、律した上での自由があります。様々な課題に対しても自分達で考えて、やるということを基本スタンスとして、それに対して管理者が補佐しています。自分達に大きな負担とならないように、また入居者にとって良いこととはどうすることかなどを自分達で考えています。企画を立ち上げることは大変ですが、ゼロから創造していく楽しさもあります。法人はそんな私たちを尊重してくれています。私が住みたい施設にしたいというのがあるので、「自分が暮らしたくなる施設にしよう」と他のスタッフにも伝えています。利用者さんにも職員にも負担が少ない施設を目指したいと思います。

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