大桐 星梨

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私らしく働けるかも・・・入居者さんに楽しみのある生活を送ってもらえる仕事がしたい

中学時代、楽しそうに働いている先輩を見て、高校は介護のコースに進みました。しかし、1年生の時の実習の際に、私の性格ではこの仕事は向いてないと思いました。高校生活そのものに後悔をし、卒業後は違う道に進むことも考えました。先生に進路相談をした時、「はちぶせの里」を紹介され、SNS、ホームページ、広報誌などを目にしました。施設に訪問して、話を聞かせてもらい、現場の様子を見せてもらうと、体験した実習先の施設とは全然違い、私らしく働ける場所かも知れないと感じ、「はちぶせの里」で働くことに決めました。仕事を始めて2か月半ですが、私は自分の都合で焦らないように心掛けています。グループホームは入居者の方の生活の場です。一人ひとり時間の流れやタイミング、生活習慣は異なり、誰一人として今まで同じ生活を送ってきた人はいません。私たちも毎日決まった時間に起きて、寝て、ご飯を食べるという生活は必ずしもできません。それと同じで一人ひとりに、気分よく活動できる時間やタイミングがあるので、その方の思いや考えを尊重して関わっていくことを大切にするように心掛けています。

歌一つでもお互いに楽しみ、つながり、お互い様を感じる関係が嬉しい

この仕事の魅力は、入居者さんと私たちで楽しみを創り出せることです。例えば、レクリエーションや食事企画など入居者のために行っていることは、同時に私たちも一緒に楽しめています。私がパエリアを初めて作ったら焦げてしまったのですが、入居者さんが「焦げを食べると元気になるよ」と言ってフォローしてくださったり、私が料理は苦手なことを知ると、一緒に料理を作ってくれたりします。まるで家族のようです。はじめは、毎日レクリエーションを考えるのは大変と思ったのですが、特別なことではなく、日々の生活の中で、例えば歌を入居者さんと歌うだけで喜んでもらえます。それにつられて、他の入居者さんが歌い、みんなで一緒にひと時を楽しんでいます。私はコミュニケーションが苦手ですが、歌、体操、モノを使ったレクリエーションは良好なコミュケーションにつながります。少し余裕がなくなっていた時に、「いつもありがとう、ようやりよるなと思っていつも見とるんです。」と言って頂いた時、自分の働きや行動を見て頂けたことを知りました。私たちも一人ひとりの入居者さんを見ています。そんなお互い様な関係が嬉しかったです。もっと知識や技能を身に着けて、施設内だけでなく、社会とのつながりの中でも良い仕事ができるように頑張ります。

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