池ヶ谷美月

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利用者さんがどんな気持ちで行動をしているのかを考え、居心地の良い場を作っていきたい

私は、もともとは介護に進むつもりはなく、短大では保育を勉強していました。短大の方から勧められてこの法人に訪問しましたが、利用者さんも職員も一緒に楽しんでいるという雰囲気に魅せられました。仕事を始めて、利用者さんとコミュニケーションを取る中で、話すことが楽しく、この仕事をやっていけるという気持ちになりました。私が仕事をする上で大切にしていることは、利用者の気持ちにできるだけ寄り添っていくことを意識しています。どのような気持ちがあってその行動を取っているのか、聞いたり、考えたりしています。利用者さんと家族の話をしたりして、会話の中からその人がどのようなことをしたいのかを引き出すことを心掛けています。例えば、利用者さんが「帰りたい」と言っても、「まだ、帰れませんよ」と否定するのではなく、「帰って何かしたいの」と聞いたり、そのプロセスで利用者さんの関心のある話題で会話をして、利用者さんにとって居心地の良い場づくりになるように工夫をしています。

毎日が違う日々の刺激の中で、一人ひとりの毎日に適したケアを創造することが仕事の楽しみ

この仕事に就いてよかったと思うのは、利用者と楽しい気持ちを共有して一緒に笑い合える瞬間です。また、利用者から「ここに来るのをいつも楽しみにいている」と言われた時はホントに嬉しいです。信頼関係を築き、安心して過ごせて頂けていると感じた時のやりがいはうまく言えないほどです。介護は、毎日が違うのでそれだけ日々の刺激があります。同じ利用者さんでも日々違います。だから、対応を日々変えています。その都度、何をどうしたらいいか考えることがこの仕事の魅力と思います。他の職員に相談しながら、一人ひとりの毎日に適したケアを創造していくことが楽しいです。最近、利用者さんが、「最初はデイサービスに行く気になれなかったけど、ここに来るようになって、この歳になっても新しい友達ができた」と嬉しそうに話されていたことにとても嬉しい気持ちにました。また、入浴を拒否していた人に、声掛けや誘導の仕方を変えてみることで入浴をされるようになり、ホッとされる様子を見て嬉しい気持ちになりました。

私が提案した企画を仲間にしっかり支えてもらい、利用者さんの笑顔を作って一緒に喜びたい

デイサービスではお越しになった利用者さんに楽しんでもらえるようスタッフみんなで様々な企画や取り組みを行っています。ただ、残念ながら、私が提案することは「まだまだだなあ」といつも感じているので、利用者さんに楽しんで頂けるものを企画できるようになりたいと思います。そのためにも、他のスタッフの皆さんが提案している様々なアイデアを学んでいくこと、自らも発想していくことから始めたいと思います。それと、仲間である職員の身体的、精神的な負担を減らすようにしていきたいです。仕事をしていると誰でも精神的にも疲れて来るので、職員同士気を遣って支え合うことが大切だと思っています。介護はしんどいと言われますが、支え合いを大事にして自分たちの仕事の中に楽しみを増やしたいです。近いうちに、私が提案した企画を仲間と一緒に実施して、利用者さんの笑顔を作って、ともに喜びたいと思います。

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