人との関わりに苦手意識を持ちつつも、スキルアップをして成長したいと介護の仕事に挑戦
私は、もともと人と関わるのが苦手で、単純作業の仕事を選んでいました。しかし、スキルアップをして、成長する機会を得たいと考えて、介護の仕事に挑戦することを決意し、ヘルパー二級の資格を取得しました。資格取得はしたものの、実習に参加した際、教科書で学んだことと実際の現場のギャップに戸惑いを感じました。特に、実際の利用者さんと接する緊張感や、職場の皆さんとの人間関係の難しさを感じました。だからと言って、せっかくの決意は揺るがず、なんとか介護の仕事で身を立てたいと思いました。そんな時に、はちぶせの里の求人募集に巡り合い、夜勤ならば対応する人数も少なく、負担が少ないのではないかと考えて夜勤専従の仕事を選びました。夜勤の仕事は、利用者のコールに対応する形で始まりましたが、次第にチームワークの重要性を理解し、他の職員との協力関係を築くことができました。はじめは人間関係を築くことに苦手意識がありましたが、介護福祉士や介護支援専門員の資格も取得でき、長年働く中で信頼関係が生まれ、振り返ればここで働いてきたことで人との関わりにおいても成長をしてきたように思います。
大変といわれる介護の仕事。チームワークで生まれる利用者さんの笑顔、仕事の充実感
私がはちぶせの里で夜勤専門の介護職員として働いて15年が経ちました。夜勤の仕事にもたくさんの魅力があります。落ち着いた環境の中で利用者さんの状態をしっかり観察し、皆さんの快適な生活を支える視点を得ることができ、また、それを日常の生活にも活かすことができることです。また、他の職員と協力し、チームワークを発揮することで、仕事に対する負担感を減らし、充実感を高めることができています。私は、利用者さんのご機嫌を良くするために、心のケアや細やかな対応を大切にしています。そんなことを心掛けながら、利用者さんの笑顔や落ち着いた表情が見られたとき、他の職員と協力して仕事がうまく捗ったとき、無事に夜勤が終わったときは、この仕事に就いてよかったという心地よさを感じています。最近は、特定技能実習生がランクアップしたことに喜びを感じました。彼らの頑張りにシンパシーを抱いています。自分自身も昔、方言の違いやご高齢の利用者さんの話を理解するのに苦労しましたが、その経験を活かして実習生をサポートするようにしています。介護の仕事は大変と言われますが、皆で協力し合うことで大変さが和らぎ、充実感に繋がっているように感じています。
新しい価値観を学び、長年の経験を活かし、施設全体の介護の質向上に貢献したい
これからの目標は、施設内の研修の講師を務めることに挑戦したいと思っています。長年の経験をもとに、自分の考えや実践を他の職員に伝えることで、施設全体のスキルアップに貢献したいと考えています。また、語学の勉強にも挑戦し、実習生とより深くコミュニケーションを取れるようになりたいです。新しい価値観を学び、文化の違いを理解することで、介護の質をさらに向上させたいと考えています。これからも利用者さんが快適に過ごせる環境を提供し、チームの一員として協力しながら、自分自身も成長していきたいと思います。人間関係が苦手だった過去を乗り越え、今では他人との関わりを楽しみ、仕事に対して前向きな姿勢を持ち続けています。
