岡本 恭輔

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介護職への回帰。再び現場で感じた利用者さんやその家族と深く関わることの大切さや喜び

私は以前にも介護職に就いていたことがありますが、この仕事を一度離れたことがありました。その時に経験したのが福祉用具の営業職でした。そこでお客様と関わる経験を積みましたが、利用者さんと直接関わる施設での仕事の方が自分に向いていると感じました。子どもの頃から、近所のおじいちゃんやおばあちゃんと関わるのが好きで、その経験が自然と私の介護職への興味を引き出したのだと思います。一度介護職を離れて異なる分野の仕事を経験したことで、介護の仕事がどれほど大変で、しかし、同時にやりがいのある仕事であるかを再認識できました。再び介護の現場に戻り、利用者さんやその家族と深く関わることの大切さや喜びを感じるようになりました。こうした経験が利用者さんとの関わりかたやコミュニケーションを取る力を少しずつでも向上させてくれることを実感でき、利用者さん一人ひとりに寄り添うことが重要だと強く感じるようになったのだと思います。

利用者さんの表情や声のトーンから調子を感じ取り、気持ちや体調に合わせたケアをしていきたい

現在、私は介護職に戻り、利用者やその家族との関わりを大切にしながら日々働いています。介護の現場では、利用者さんの気持ちや体調に合わせたケアが求められ、その都度対応の仕方を変える必要があります。私は特に利用者さんの表情や声のトーンからその日の調子を感じ取り、どう接するべきかを常に考えています。こうした日々の積み重ねの中で、利用者さんやその家族から「ありがとう」と言われる瞬間は、少なくとも私のケアが間違っていなかったと感じることができる瞬間でもあり、大きなやりがいになっています。介護の仕事は他の職業と異なり、結果がすぐに現れるわけではありませんが、日々の小さな信頼の積み重ねが最終的に大きな信頼に繋がることを実感しています。介護の仕事は決して楽ということではありませんが、心から楽しみを感じることができる満足感を得られる仕事だと思っています。

利用者さんへの最適なケアを探し求め、「介護職とは何か」を定義づけるくらいになりたい

今後も介護職としてのスキルを磨きながら、より多くの利用者さんやその家族に貢献していきたいと考えています。将来的には、利用者さんが最後の瞬間をどのように迎えられるかという問いに対して応えられるようにケアの質を高めていきたいと思います。また、利用者さん一人ひとりの人生や背景に寄り添い、その人らしい生活を支えるための新しい取り組みを模索していきたいと思っています。介護の仕事には正解がなく、常に状況に応じた対応が求められるため、柔軟な発想と深い理解が必要です。私は、今後も利用者さんやその家族の声に耳を傾けながら、より良いケアの方法を見つけていくことを目指しています。そして、「介護職とは何か」と自分なりに定義づけができるくらいに仕事ができる力を身に着けて、他のスタッフをはじめとする様々な人たちに私なりの「介護職とは何か」を伝えることができるようになりたいと思います。

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