グループホームはちぶせの里せきのみや

一人ひとりとのたわいもない話や表情を見ながら
「会話をする」ことを日々大切にしていきたい

私たちの事業内容と役割

認知症がありながらも、共同生活ができ、必ず誰かが傍にいてくれる空間を提供しています。それぞれが今までの暮らしを施設にいても可能な限りできること、また家ではできなかったことを、昔の記憶や生活を思い出しながら、他の方や職員と一緒にすることで、自分の役割が持てる場所でもあります。

施設に入所したからといって決して自由が利かない、窮屈な場所、皆に合わせないといけない、私は何もできないなどという思いを持たずに、それぞれが出来ることややってみたいこと、例えば、買い物に行きたい、あれもこれも食べてみたい、家にもたまには帰ってみたいなど、一人ひとりの想いを日々の会話の中でできる限り実現できるようにすることが私たちの役割です。

まずは入居者の方の想い、家族の想いも聞きながら、家でなくても、一人ひとり過ごしやすい時間、空間、生活リズムを大切にすることを心掛けて取り組んでいます。

私たちが仕事をする上で大切にしていること

  自分自身が障害を持っていたり、認知症になったことも考え、想いを理解すること、相手の立場になって考えたり、決めつけないことを大切にしています。エンパワーメント(自己決定や自己実現に向けての力)を最大限に活かせるようにすることを心がけています。高齢者だからといってすべてが同じ考えではなく、好みもさまざまです。とにかく、一人ひとりと必ず毎日たわいもない話や表情を見ながら「会話をする」ことを大切にしています。

私たちの想いと出来事の紹介

  • 職員自身も一緒になって体験します。(例:モノづくり)
  • ある方の昔、最も輝き楽しかった頃の生活を何度も聞いており、「認知症もあるし、本当に話していることが合っているのかな」と思っていましたが、本当に過去の華やいだ時代の場所に話を聞いているうちに行ってみようと思い外出することにしました。ご本人が言っていた場所・物が今も会館になって残っていたり、話の通りであったことを実感でき感動したことがあります。昔、輝いていた時代にタイムスリップしたようでした。ご本人もその場所に行くことができて、とても感動されていました。
  • 日々の食事作りでレトルトなど使うことはなく、職員が入居者にお手伝いしてもらいながら調理をすることで、役割だったり、生活感を感じることが日常的にあります。
少しだけ、私たちの自慢を!
  • 三食とも手作りの食事を作ります。
  • いろんな場所へ外出できることです。実際に兵庫県内のたくさんの場所に行きました。
    ※神戸、赤穂、姫路、鳥取、城崎、出石、福知山、丹波篠山など季節に応じて外出する場所を考えてできるだけ多くの方に外出を楽しんでいただけるように工夫しています。
  • できる限り制限を作らないようにしています。例えば、外出し戻る時間が夜の22時でも可能など門限がありません。
  • 突然の外出企画等、その日の天気、予定、時間で臨機応変にいろんなことができます。
  • 家族との関わりを大切にしています。受診、外出、外泊、電話対応などには気を配るようにしています。
  • 生活感があり、清潔感が常にあるようにしています。 
  • 平屋で木造作り、屋根も瓦なので風情があります。広大な土地もありなんでもできます。
  • 畑作りも地域のボランティアさんが手伝ってくれて、季節ごとの野菜を食べることができます。

グループホームはちぶせの里せきのみや

住所:〒667-1104 兵庫県養父市尾崎1319番地
TEL:079-667-3110 FAX:079-663-5800