ショートステイはちぶせの里

「自分たちは介護のプロフェッショナル」という意識を持って、
密度の濃いケアを提供していきたい

私たちの事業内容と役割

在宅で生活をされている要介護の方、要支援の方が、定期的に自宅以外で泊まれる場所を提供し、その間の介護サービスを提供することが私たちの仕事です。基盤はあくまで自宅での生活であり、ショートステイを利用することによって、自宅での生活の質を落とさないようにする必要があります。「本人が行きたくないと言っているのにショートに入れるのは…」や「家族の思いだけでショートを使うのは本人利益にならないのでは?」という意見もありますが、自宅生活を継続していくためには、それを支える家族の生活が安定していなければならず、家族の生活を支えることが利用者利益につながると考えています。

最近では、「将来の長期入居のためにショートステイを利用したい」という要望も増えてきており、在宅から突然知らない施設へ入居し、本人がわからないままに終の棲家になってしまうということがないよう、先々の長期入居も見据えた関係構築のための前段階の役割も担っています。

私たちが仕事をする上で大切にしていること

介護保険の制度に則って、できる限り利用者の利益を最大化できるようにするための“サービス業”であるという意識を持って仕事に取り組んでいます。自宅で介護している家族は、24時間365日利用者本人を支えなければならず、私たち介護サービス事業者が直接関わるのは、一人当たり1日たったの8時間です。その点では在宅介護をされているご家族へ最大の敬意を表しつつも、「自分たちは介護のプロフェッショナル」であるという意識を持って、密度の濃いケアを提供できるように心がけています。自宅で生活することが基本となっているため、ショートステイの利用によって自宅生活に支障が出ないようにすることを大前提にしています。

私たちの想いと出来事の紹介

  • 認知症の進行により、自宅でのBPSDがひどくなり、家族も困っていたが、「他の事業所を利用し、大変な様子がわかっているので迷惑はかけられない。申し訳ない」と利用を躊躇していた方に対して、「どのような状況であっても私たちはプロなので任せてください」と説明し、利用の継続につながりました。サービス利用を継続することでBPSDも軽減し、生活も安定しました。
  • 主治医、ケアマネジャーとの連携により、看取りの方に利用していただきました。最終的に自宅で最期を迎えたが、家族から「ショートステイで受け入れてくれたので、家にいる間は私たちもがんばれました。」と言っていただきました。
  • BPSDによる帰宅の訴えがあった際、ごまかすのではなく、本人の思いに沿って行ける場所まで一緒に歩いて行ったことがあります。一緒に歩いている間に普段は聞けないような本人のプライベートな話(家族への思いなど)を聞くことができました。
  • 自宅の自室と同じ配置、同じ向きになるように居室を調整しました。
少しだけ、私たちの自慢を!
  • BPSDで利用可否を判断しません。
  • 自宅~施設間の送迎対応をしています。要望に柔軟に対応することを心掛けています。
    現在はコロナ禍では実施できませんが、以下のことを大切にしています。
  • 定期的な外出支援
  • ボランティア等の来設による定期的なイベント開催
  • 特養入居者、デイ利用者との積極的な交流
  • ショートステイ利用中だけでも調理をしていただく機会を設けています。

ショートステイはちぶせの里

住所:〒667-1104 兵庫県養父市尾崎1327番地
TEL:079-667-3107 FAX:079-667-3109