小林 愛

目次

高齢者との意思疎通の苦労も良い経験。一人ひとりの物語に耳を傾けていきたい

私が介護業界に足を踏み入れた当初、介護の仕事に馴染みがなく、その業務の習得は大きな挑戦でした。特に、利用者一人ひとりの個性や異なる背景を持つ高齢者との意思疎通は、大きな課題となりました。この仕事を選んだ理由は、高齢者とのコミュニケーションに喜びを感じたからです。病院で事務員として働いていた時、高齢者と話すことが楽しく、それが介護の職への転職を決意させました。年齢が離れているため、高齢者と近づきやすいとも感じていました。利用者の家族から情報を得ることも重要な役割で、デイサービスの送迎時には家族とのコミュニケーションを大切にしました。はじめは一人ひとりを把握するのが困難で、住んできた環境が違うため、それを知るのも大変でした。意思疎通が難しい方もおり、その対応には苦労しましたが、それらの経験が今の私の強みとなっています。

ありがとうの言葉に込められた喜び、子育てしながら働く楽しみを得られる感謝の瞬間

現在、私は介護福祉士として働く中で、日々の業務を通じて、利用者一人ひとりとの関係を深めることに努めています。利用者や家族からの感謝の言葉、「ありがとう」や私の名前を呼んでくれること、食事がおいしかったとの言葉は、私にとって大きな喜びです。また、利用者が本心で話してくれることが嬉しく、また、安心感からストレートに表現されることに、私は成長の機会を見出しています。私は、地域密着型のイベントを実施したり、コロナ前に行っていたイベントを復活させたいと考えています。子どもを連れてきても高齢者にとって歓迎される環境で、子育てをしながらも働きやすい職場です。私が関わる人々からの直接的なフィードバックを受け、自身のスキルを磨き続けています。

介護の分野での自己実現と社会への貢献を目指し、学びを深め、介護のプロとして役立ちたい

未来に向けて、私は自身の介護技術と知識をさらに深めたいと考えています。特に医療知識の習得に力を入れ、薬の作用や副作用について理解を深めることで、より質の高いケアを提供したいと思っています。認知症についての学びにも興味があり、難しい対応が必要な人々との関わりから多くを学び、自身のスキルアップを目指しています。地域密着型のイベントの実施や、コロナ前に行っていたイベントの復活により、利用者や地域社会とのより深いつながりを築くことを望んでいます。また、ケアにおける柔軟な対応が必要であることを理解し、それぞれの利用者に合わせたケアを提供し続けることが、私の目標です。こうした活動を通じて、介護の分野での自己実現と社会への貢献を目指し、未来を見据えて取り組んでいきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次