中川理恵

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みんなで話し合い、方向性を決める風土なので、居心地が良い状態で仕事に取り組める職場

私がこの法人で働くきっかけになったのは、ちょうどその時新しい施設が開設されるという話を聞き、施設見学をしたことです。とても良い雰囲気を感じました。実際に働いて感じたことは、職員とのコミュニケーションがうまくいっているので、非常に居心地が良い状態で仕事に取り組むことができます。例えば、困ったことなどがあっても、それについてスタッフみんなで意見を出し合って、よく話し合い、その上で方向性を決めて取り組んでいるので、それが良い雰囲気を作っているのだと思います。

それぞれの想いやスタイルに気づき、尊重して、ゆったりとした気持ちをもって寄り添いたい

私は入居者一人ひとりの想いを大切にして、気持ちに寄り添い、ゆったりとした気持ちをもって接することを大切にしています。例えば、となりに座って話を聴くというのが、私が最も大切にしているケアです。仮に、話をするのが苦手で、寡黙な方であっても、無理に話を引き出すことはなく、となりで一緒に座っています。場合によっては、何も話すことなく、手を繋いだりしながらスキンシップを取るようにしています。よくしゃべる人、じっと座っている人、元気に歩く人、部屋にいる人、それぞれ自分のスタイルというのがあるので、それに気づいて、尊重して、何が一番いいのかを考えながら関わっています。

入居者の方の笑顔が嬉しくて、笑顔が増えるような行事や外出の企画を行い喜んでもらいたい

日頃は横になって生活している方と車に乗って外出したことがありました。この方は、ほとんど話すことはしない方でした。もちろん、車椅子を用意して、介助が必要なので、一緒に車に乗って、以前お住まいだった家があった場所に行きました。すると、普段は話さない方が、ボソボソと嬉しそうに、懐かしそうに話し出しました。また、普段は食事を完食せずに残される方がいました。私たちの職場では様々な企画がされますが、調理企画や行事会では、入居者の皆さんが自分たちで食事をつくる機会があります。その時に「美味しい、美味しい」と残さずに完食されました。私はこういう瞬間に巡り合うたびに、この仕事に就いてよかったと喜びを感じています。入居者の方の笑顔が増えるような、行事企画や外出企画をもっと積極的に行いたいと思います。

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