小柴 桜歌

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細部まで配慮した取り組み、役割に誇りを持つスタッフの熱意に惹かれて、入職を決意

はちぶせの里で働くきっかけになったのは、利用者さんの通常の生活を守り続ける独特な取り組みに感銘を受けたからです。年齢を重ねていくと、できなくなることが増えてきます。しかし、ここでは、「できなくなったから職員がする」という考え方ではなく、「一緒に行う」ことを徹底していました。共同生活の中でも、例えば桜が咲いたから花見に行く、買い物に行って自分の好きなものを選ぶなど、施設で暮らしていると困難なことでも、利用者さんの日常を可能な限り維持する取り組みがありました。そのような細部まで配慮した施設の取り組みに感動し、就職を決意しました。他の施設と比べると、ここではイベントが多いと思います。それも単に数が多いのではなくて、タイミングを考え、利用者の皆さんに合わせてイベントを行っています。だから、利用者の皆さんも楽しそうにしています。また、職員と利用者さんの仲がとてもよく、楽しい雰囲気が伝わってきます。そして、職員は、自分たちの役割に誇りを持っていることを強く感じます。

利用者さんからの「ありがとう」は仕事に対する情熱を深め、特別な喜びを感じる瞬間

この仕事に就いて良かったと強く感じた瞬間がありました。それは、仕事を始めてまだ3ヶ月しか経っていない頃のことでした。自分なりに介助方法を探りながら働いていた時に、利用者さんから「あなた大好き。ありがとう」と言われた時です。その言葉に心から感謝されていることを実感し、仕事に対する情熱をさらに深めることができました。私が仕事を行う上で最も大切にしていることは、利用者さんを尊重し、敬いの気持ちを持つことです。私たちよりも長い時間を生き、豊富な経験と知識を持つ利用者さんを尊重し、敬うことで、利用者の方々の生活の質が向上すると考えています。年齢を重ねることでできなくなることが増え、その中で感じる悔しさや悲しさを緩和するためにも、私たちは利用者さんを敬うことは大切だと思います。時には、仕事がしんどいと感じることもありますが、利用者さんから「ありがとう」と言われた時はいつでも特別な喜びを感じます。その一言が、日々の仕事を通じて成果を実感し、モチベーションを保つ源となっています。

多角的視点から利用者さんを理解していくために、様々な資格取得にチャレンジしていきたい

今後の私の挑戦は、様々な資格を取得し、多角的な視点から利用者さんを理解し、関わることです。介護の現場は常に変化し続けており、その変化に対応するためには一つの考え方や視点に囚われることなく、新しい視点を持つことが必要と考えています。そのため、様々な資格を取得することで多くの視点を持ち、それぞれの利用者さんに最適なサポートを提供することができるようになりたいと思っています。例えば、精神保健福祉士を取りたいと考えています。それは、精神面という視点から利用者さんと深く関わることができるようになるためです。これからも新たな学びを絶えず追求し、柔軟な思考で利用者さんと接することを通じて、自身のスキルをさらに磨き、利用者さんの生活の質向上に貢献し続けることが私の目指す未来です。はちぶせの里での経験とこれからの挑戦が、私を更なる成長へと導いてくれると思うと楽しみでいっぱいです。

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